海外切手が人気
中国切手は高額切手として有名
中国切手とは、その名のとおり中国で発行された切手のことで、比較的最近発行されたものです。日本で高額買取されている切手よりもさらに高値がついている点が特徴です。特に高額な中国切手としてもっとも有名なのが、1980年に発行された「赤猿」と呼ばれる切手です。赤猿は中国で初めて発行された年賀切手であり、発行された文化大革命後の混乱が続いていました。赤猿の相場は、並みの保存状態でも10万円にのぼることも珍しくありません。
世界で初めて発行されたイギリスの切手
中国の切手以外にも、人気が高くプレミアがついた切手が存在します。そのなかでももっとも希少性の高い切手として知られるのが、世界で初めて発行された切手であるイギリスの「ペニー・ブラック」と呼ばれるものです。1840年にイギリスの郵便サービスが開始した際に発行されたもので、黒地にヴィクトリア女王の横顔が描かれています。ペニー・ブラックの相場は未使用なら約30万円以上、使用済みでも1万5千円程度の価値がつくと言われています。
その他の人気海外切手
フランスで1953年に発行された「1次航空機シリーズ」は、4種類の航空機の絵柄がセットになっており、希少性の高い切手として知られています。また、中央アフリカ共和国においてフランスから独立した1960年に発行された「蝶蛾切手」も、高い値がつくことで有名です。凹版印刷で仕上げられた立体的な蝶蛾の図柄の人気の高さから、1枚1万円程度が相場価格となっています。海外切手は比較的最近発行されたものでも、意外に高い価格がつくことも少なくありません。