切手の買取査定ポイント
ヒンジの跡が残っていないか
ヒンジとは、切手を貼り付ける専用の台紙に貼るために使用するテープです。ヒンジの片面には薄い糊がついており、水で軽く湿らせることで切手をリーフに貼り付けられます。水気が飛んで完全に乾いたら、剥がすこともできる便利なアイテムです。ただし、ヒンジは薄い茶色をしているため、切手に貼って剥がすと跡が残ります。そのため、切手の保存状態が良く表面がキレイでも、裏面にヒンジ跡があるだけで買取価格が下がってしまう可能性があります。
変色や破れがないか
切手は紙でできているため、日に当たる場所に置き続ければ日焼けします。湿気の多い場所で保存すればシミがつき、破れやすくなります。日焼けやシミがある切手は、発行したばかりのキレイな状態のものと比べると品質が劣るため、高額査定は難しいでしょう。切手は日が当たらない、風通しが良い場所に保存することがベストです。直接切手に日光や湿気に触れないようにするために、ストックブックなどのアイテムに収納することをおすすめします。
シート切手はすべてそろっているか
シート切手は、1枚1枚の切手を切り離したバラの状態よりも、シートすべてがそのままそろっているほうが、買取価格が高くなる傾向にあります。切手がすべてそろっていたとしても、切り離されている場合は切り離されていないシートのほうが価値は高くなります。もう一点大事なポイントが、切手の周囲の余白である「耳紙」と呼ばれる部分です。耳紙が破れていたり耳紙がなかったりする切手シートは、完全な状態のシート切手とはみなされないため注意が必要です。