使用済み切手を買取してもらえる理由
使用済み切手のコレクターがいる
使用済み切手のなかには、記念切手やプレミア切手が含まれており、発行枚数が少ないものもあります。そのため、その希少性ゆえに価値が高いです。また、使用済み切手で価値が高いとされているのは、1955年(昭和30年)以前が目安となっています。昭和30年後半から切手ブームにより、切手の発行量が増加したためです。これより前に発行された切手はプレミアが付くことが多く、発行量が増加した昭和30年以降の切手はあまり高額買取は期待できないでしょう。
使用済み切手の「消印」に価値がある
使用済み切手の「消印」にも価値があります。消印とは、郵便切手やハガキ、収入印紙などに使用済みであることを証明するためのスタンプです。消印の価値は「どこで押されているか」が焦点になります。たとえば、機械印の大珍印と言われる「小代式機械印」などは、この消印が押されているだけで価値が高くなります。切手のなかには消印のほうが価値があるケースや、郵便局があえて消印を押した切手を販売することもあります。
消印に押された「日付」にも価値がある
消印に押された「日付」に価値が付くことがあります。たとえば、切手の発行日当日に押された「初日印」は価値の高い日付の一つとしてコレクター間でも人気です。また、この消印が押されている封筒は「初日カバー」と呼ばれています。ちなみに、初日カバーは3万円以上で買取されることが多いです。消印が切手の真ん中に丸い形で押されている「満月印」も価値が高いので、消印の文字がはっきり読めることにも注目してみましょう。